森のはたらき

森が元気だといいことたくさん!

生物多様性を保ってくれる

光合成で大きく成長した植物は、草食動物のエサになります。草食動物は、肉食動物のエサになります。そして、動物たちから出る排泄物は、植物の栄養になります。このようにして、森ではたくさんの生き物がつながり合って生きています。

土砂崩れを防止してくれる

大雨が集中的に降ったときでも、森では複雑な層でできた土に水分がしみこみ蓄えられるので、地表がくずれることがありません。さらに樹木の根が土の中でしっかりと絡まっているため、大きく削られることもありません。

気温を安定化させる

樹木の葉には蒸散作用というものがあります。根から吸い上げた水分を葉をとおして大気に蒸発させるときの気化熱で、森の内外の気温が下がります。また、夜には葉や枝が地表からの放射熱をさえぎってくれるので、森の中はずっと適度な温度が保たれます。

二酸化炭素を吸収する

樹木は光合成により二酸化炭素を吸収し、私たちの呼吸に必要な酸素をつくり出します。地球温暖化の原因のひとつに、大気にふくまれる二酸化炭素が増えていることがあげられます。そのため、森は地球温暖化を防止するために大きな役割を果たしています。